| 迷子純捜査日記 |
| 4月6日 |
静岡に引越して1週間、起床した【と】と【む】がリビングの窓が10cmほど開いており、純がいないことに気付く。
家の周りを名前を呼びながら歩くも返事はなし。妹なんだからこっちの方がいいのかもと、嫌がる蛍を抱きかかえまた歩く。（この時点で大家さんに猫を飼っているのがばれた。いや、隠してたわけじゃないんです、言ってなかっただけで…。しかし、お叱りは受けませんでした。感謝）
整理するのを怠けていて山となっている写真から、純の模様がわかるものを掘り返し、即座に『探しています』チラシを作成、近所に配る。
写真を焼き増しする間にパソコンとプリンタを繋ぎ、本格的な『探しています』チラシを作成。ずんどこ印刷し、近くの家からどんどん配り歩く。
配り歩いている時、後ろから「ちょっと！猫探している奥さん！」と呼びとめられる。何事かと振り向くと、「猫の餌場を教えるからついてきて｣と『猫おばさん』第1号と遭遇。近くの公園の餌場を教えてもらった。（なんと、生まれて始めて餌場、そして『猫おばさん』に遭遇してしまった！）
人から聞いたおまじないを実行し、純の臭いのする砂とキャットフードを家の外に置く。
時間があれば外を歩き、茂みや家と家の隙間を覗く。すごく怪しい。
不動産屋にも報告し、『猫おばさん』を紹介してもらう。
夜になってからまた蛍を連れだし、「ほれ、純を呼べ｣と鳴かせる。（おびえた蛍の声は複々線の線路を越えてもしっかり聞こえておりました。近所迷惑…）
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| 4月7日 |
目が覚めてもやっぱり純はいない・・・。夢じゃなかったんだ･･。
朝からチラシを印刷、配布。
「岩手から引っ越してきたばかりですが、猫が迷子になりました」というと大抵の人がとても気の毒がってくれた。
猫好きの私が言うのもなんだが、この土地は異様に猫好きが多い。だから野良猫も住みやすいようだ。
『猫おばさん』に線路の向こうの餌場も教えてもらった。
行方不明になったときの常識、市役所、保健所、警察に届ける。近場のペットショップ、動物病院にも。
夜、「尻尾が短い猫を今見たんだけど｣と第1報が！思ったより遠い場所だったが、とにかく確認をと駆けつけて探す。しかし見つけたのは尻尾の長さが純に良く似た白黒の猫。がっかりしたが、通報してくれた方には本当に感謝。
ペット探偵をハローページで見つけて電話し、アドバイスを受ける。引っ越してすぐ迷子になるのはよくあることで、室内飼いの猫ならまず100m以内にいる、と言われる。俄然元気になり、夜中にさんざん歩き回る。
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| 4月8日 |
もしかして岩手に帰ろうとしているのかも、という一抹の不安があるので家より北方面にも捜索の範囲を広げる。しかし、1kmも行かないうちに国道1号線が通っている。その先には川がある。小心者の純がそんなところに行くだろうか。
昨夜通報してくれたお宅の前を通りかかったのでお礼を言う。そのお宅の猫の中に迷子になって4ヶ月後に見つかった子がいて「きっと帰ってくると信じて、半年は待ってあげて｣と励まされた。
商店街を回り、出来る限り店先に貼ってもらった。
夜、歩きながら猫砂をあちこちに置く。どうか臭いに気がついて、純。
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| 4月9日 |
チラシを配り、餌場をチェックして回る。でも、野良猫さえ見かけない。
新聞の販売員さんが来るが、「猫が行方不明でそれどころじゃない」と断る。チラシを持って行ってもらい、配達の時気を付けてもらうようにお願いした。
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| 4月10日 |
引っ越してきた当初からうちの前をうろついていた純に似た野良猫が頻繁に来るようになった。（蛍か未来に「お嬢さん、デートしませんか｣と言っているようだ。その猫がもしかしたら純を追い出したのかもと思うと憎らしくなり、「あんた達おこって追っ払いなさい！」と女子に言ったが、当の女子達はまんざらでもないのか「あら、やだぁ」などと言って愛想を振り撒いている。情けない･･。）
「私も猫を亡くしたばっかりで気持ちが良く分かる｣という慰めの電話、「前の家を探してみたら｣というアドバイスの電話あり。
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| 4月11日 |
近くの公園の掃除に参加し、町内会長はじめ、町内の方々に慰められた。「きっと近くにいるよ｣と。
蛍と未来は純の不在に気付いていないのか、相変わらず寝てばかり。
そろそろ遠くに手を広げなければと各戸に配るのを休止し、離れた場所の電柱や公園の金網などにチラシを貼る。1枚1枚、「どうか人目に付きますように｣と祈りながら貼って行く。
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| 4月12日 |
150mほど離れたお宅から「似たような猫がいる｣と電話。即座に行って確認するが、全身トラ模様の猫だった。しかし電話をしてくれたのは以前チラシを配った時に「うちのお父さんは猫嫌いでね、私は好きだから隠れて野良猫をかわいがっているの｣と奥さんが話してくれたお宅の、その「お父さん」だった。感謝。
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| 4月13日 |
通報あり。今日のことではないとは言われたものの、確認に走る。夕方歩き回ったが、目撃された『似たような猫』は見つけられなかった。
新聞の投稿欄に申し込む。1行800円、4行分のメッセージを3日間。いくら言葉を並べても文字だけでは純の特徴は伝えられないとは思うが、もしかしたら無類の猫好きの人が見てくれるかも、と望みをかける。
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| 4月14日 |
近くの八百屋でチラシを見たという人から、少し離れたところにあるホームセンターのペットショップで見た『預かっています』のチラシの猫が似ている、と電話。早速電話をして確認したが保護した時期が3月というので違うことが判明。夜の捜索時、もっと明るい電燈が欲しいのでハロゲンライトの電燈を購入。これで車の下もよく見える。
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| 4月15日 |
『預かっています』猫の確認。その隣に『探しています』を貼ってもらうようお願いした。
PHSを購入。これでいつでも電話を受けられる。
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| 4月16日 |
確認の取れていない『似たような猫』を見つけるため、歩き回る。
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| 4月17日 |
未来が鳴くようになった。（人前では鳴かなかったのに、一体どうしたことでしょう）
貼り紙作業中、電話。「うちでもこの前犬を亡くしたばかりで気持ちが良く分かる。ペットショップなどにも貼り紙を頼んでみたら｣と励まし＆アドバイスだった。
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| 4月18日 |
未来がますます鳴くようになり、窓を開けろだのお腹が空いただの意志表示をするようになった。（どうやら今まで純に甘えていたが、いなくなったので甘える対象を人間に切り替えたらしい。てことは、蛍は甘えさせてくれないのか？）
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| 4月19日 |
蛍が自主ダイエット（？）。食べてもいないのに吐く。ひたすら胃液を吐く。
通報あり。しかし純に似たいつもの野良猫。尻尾が長いが、顔だけ見たらよほど猫を注意して見る人でないと純と見間違うのは無理はないほど似ている。
新聞は取らないといったのもかかわらず、販売員さんが気の毒がって「投稿してみたら｣と無料で配布されている冊子を持ってきてくれた。
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| 4月20日 |
蛍の胃液吐きはまだ続く。もしかして純の不在が関係しているのか？
『似たような猫』を確認するためチラシを投函しながら歩いていると、小学生の男の子に「なにしてるの？」と聞かれた。「猫を探しているの｣と純の写真を見せると「今そこの角でこういう猫見たよ｣と。なんとついさっき曲がってきた角だった。慌てて確認しに行くが、猫の姿はなかった。
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| 4月21日 |
まだ蛍は食欲がないので病院に連れて行く。キャリーバッグに入れ、連れ出すとなきわめく。その声に驚いた野良猫が何匹か寄ってきた。しかし、その中に純はいなかった。
蛍の診断結果は特に病気ではないとのことで一安心。引越しのショックが今ごろ来たのか、純の不在に関係しているのかはわからないが栄養剤を注射してもらって帰ると夕方からバクバク食べるようになった。
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| 4月22日 |
うちから半径500mの全戸にチラシを配り、半径1.5kmの範囲で100枚以上貼り紙をし、歩き回った。
実際歩き回っても野良猫もほとんど見かけなかった。探している私達でさえこうなのだから、普通の人が猫を見る確率なんて本当に低い。
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純は自分で出たくて鍵を開けて出て行ってしまった。だからきっと幸せに暮らしている。
そう考え、捜索は打ち切ることにした。
縁と運があれば、また会える日が来るだろう。
純がお気楽猫のままでいられるように、温かい寝床とお腹いっぱいのご飯と気の合う仲間を手に入れることが出来るように、そして帰りたいと思ったときにはまっすぐ家に帰ってこられるように、ひたすら祈りつづけた。
その後、何度か通報があった。
チラシそのものは捨ててしまったが、電話番号だけ控えており、純の模様を記憶していたので通報してくれた方もいた。驚くと共に、本当に感謝した。
「ついさっき、駅の近くの餌場で太った猫を見た」というのもあり、確認しに行ったら太ってはいたが純ではなかった。でも、「もし違ったら嫌だから｣と電話するのを躊躇せず、かけてくれることがありがたい。
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そして・・・
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| 5月12日 |
夕方、電話。
「私、チラシのこと知らなくて。うちの前を通って犬の散歩をしている人がこの猫『純』ていう猫じゃないのかというので電柱から剥がしてきて確認したらやっぱり似てるのよ」
場所をきいて地図で確認すると、よりによって一番歩き回っていない地域だった。
自転車を飛ばして駆けつけるとそのお宅の塀の上に猫が。
夢にまで見た純の姿に声が出なかった。
地面に降りたので「純｣と呼ぶとすっと寄って来た。抱き上げるとゴロゴロいいだす。涙が止まらない。
近所の人も見に来ており、「よかった、よかった」と一緒に喜んでくれた。
薄汚れてはいるが、痩せた様子もなく、怪我もしていない。声が出ないのが気になるがそのうち治るだろう。自分の名前も私達のことも憶えていてくれた。
とりあえず連れ帰る。抱いて帰ったが、車の音などに驚き暴れる。爪がのびているので背中や腕に久しぶりの猫飼いの勲章が付いた。
家に着くとさっさと入ろうとするが、窓から中を覗かせて見に来ている蛍と未来に対面させた。想像通り、蛍と未来は威嚇し始めた。中に入れると蛍は手まで出してきた。しかし、純は何もしない。
汚れているのでシャンプーをする。声が出ないのでいくら鳴いてもうるさくない。今のうちに3回くらいシャンプーしたろか、と鬼のようなことを考えた。
人のそばを離れず、ずっと膝の上を狙っている。そしてゴロゴロ言いっぱなし。
ご飯と仲間は手に入れたらしいが、さすがにぐっすり眠ることは出来なかったらしい。
布団にも一緒に入り、ずっと寄り添って寝た。
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| 5月13日 |
純にご飯をあげてくれていたお宅と、純を確認してくれた方に改めてお礼に行った。
聞いたたところによると…
純は2週間くらい前からそのお宅に顔を出すようになり、前からいた野良猫とも仲良くなり、喧嘩もせず一緒にご飯を食べるようになった。
猫缶を出したらそれ以来「ドライじゃ嫌だ、猫缶をくれ～」と鳴くようになった。
食事時には一番最初に食べ始めて一番最後まで食べていた・・・らしい。
（・・・・・て、てめ～、どこまでお気楽猫なんじゃ～！どおりで痩せてないわけだ…）
その後チラシを見て純を確認してくれた犬の散歩の方のお宅を探し当てると、ちょうどその方が外に出ていた。
聞いたところによると…
毎日犬の散歩で件のお宅の前を通っており、居候している猫はよく見かけていた。
うちの近くに『探しています』の貼り紙が2枚あり、通るたびに気になっていた。
まさか飼い猫とは思わず前はそれほど注意して見ていなかったが、よくよく見てみると貼り紙の猫によく似ていることに気づいた・・・らしい。帰ってからずっと眠りつづけていることを話すと二人とも「安心したんだね｣と自分のことのように喜んでくれた。
通報してくれたお宅に辿り着くまでの3週間あまり、どこをどう歩き回っていたのか、純にしかわからない。ついに確認できなかった『似たような猫』が実は純本猫だったのかもしれない。
うちにいる時は、窓の外を通る野良猫を許せず網戸ごと飛び出して追いかけるような身のほど知らずで喧嘩っ早い猫だったのに、生まれて始めて『先住猫がいる世界』に飛び込み、猫社会の掟を痛いほど知ったらしい。
『先住猫』として純を威嚇する蛍と未来のことを忘れているわけはないのに、おとなしく従っているのがその証拠のような気がする。
人の痛みを分かってくれる人が多い土地柄で本当によかった。
貼り紙を剥がす作業をこんなに晴れ晴れとした気持ちで出来るなんて夢のよう。
目撃情報を電話してくれた何件かのお宅にも見つかった報告をしに行った。みなさん本当に喜んでくれた。
協力してくれたみなさんに心から感謝しています。
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| 記者会見記録 |
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（記者） |
えーっ、それでは実に３７日ぶりに保護された純さんにこれからインタビューさせていただきます。純さん生還おめでとうございます。 |
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（純） |
ありがとうございます。私の留守中に身内の者が皆さんに随分とご迷惑をおかけしたようで、代わってお詫びをさせていただきます。 |
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（記者） |
（あなたのせいでしょうが・・・）あっ、いや迷惑なんかじゃないですよ。 ところでまず、どうして迷子になられたんですか？ |
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（純） |
え～、その迷子というのはやめてくれませんか。私は旅に出ていただけなんですよ。 |
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（記者） |
た、旅ですか・・・。 それではどうして旅に出ることになったんでしょうか？ |
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（純） |
それはですね、あの家を出た夜。私は久々の外出でうれしくてうれしくてね、どんどんどこへともなく歩いていたんですよ。しかし私は引っ越して来たばかりだったので、気が付くとまったく知らない場所に来ていて家の方向がわからなくなってしまったんですよ。 |
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（記者） |
（それを迷子って言うんだよ・・・）あー、そうですか。それでは、迷子・・・じゃなくて旅に出られてからどこへ行かれていたのですか？ |
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（純） |
それはですね・・・、ふっふっふ、いろいろといい所に行っていたんですよ。 |
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（記者） |
いい所といいますと？ |
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（純） |
教えたげません。 |
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（記者） |
（なんでやねん・・・）そうですか、それでは保護された場所の民家では２週間ほどお世話になっていたとこのことですが、そこは自分で見つけられたんですか？ |
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（純） |
うん、あそこはですね、たまたま知り合いになった猫達につれて行ってもらったんですよ。いやこの土地には猫に親切な人が結構いるようでね、私も助かりました。 |
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（記者） |
助かったということは、それまではしんどい毎日を送っていたということじゃないでしょうか？先程はいい所に行っていたとおっしゃってましたけど。 |
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（純） |
しっ、失礼じゃないですか！あげあしを取るようなことをして！ |
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（記者） |
そんなつもりはないんですけど・・・。 えと、それでは保護された時の心境をお聞かせ下さい。 |
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（純） |
そうですね、もう迎えに来たのかい、という感じでしたね。私としてはもっと１人旅を楽しみたかったからね。 |
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（記者） |
そうですか？私の聞いたところでは帰宅されてからしばらく人にべったりとついてまわって、甘えまくっていたとのことですが・・・。 |
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（純） |
なっ何を言うんですか！ |
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（記者） |
それに発見された時、声がかすれていたそうですね。随分と助けを求めて鳴かれていたんではないですか？ |
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（純） |
そっ、そんなことは、ふがふがふが・・・。 |
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（記者） |
えーっ、純さんが動揺されているので、インタビューはこの辺で終わりたいとおもいます・・・・。 |
